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応募総数1,179本のご応募をいただいた
第34回ファンタジア大賞がついに終幕です!
最優秀作として《金賞》を受賞したのは、
世界最高のエージェントが物語のなかに転生して、
ヒロインの運命を改変すべく暗躍する「薄幸のロザリンド」。
迫害されてきた炎使いの少女が、
復讐のため命を懸けた殺し合いの場に臨む「帳」の2タイトル。
そのほかにも、芸術をめぐる鮮烈な青春の物語や、
主人公のため完璧さを捨てるヒロインが可愛いラブコメ、
魔法を擬人化したかつてないファンタジーなど、
それぞれの審査員が猛プッシュした作品が登場。
惜しくも《大賞》受賞作は現れなかったものの、
それぞれの魅力を持つ衝撃作がせめぎあい、
選考はかつてないほどに白熱しました!
気になる作品は今から要チェックです!
「なんだこの……最悪な終わり方は──」。某国諜報機関が誇るエージェント・ラプターはその日、生まれて初めて涙を流していた。彼が心から惹かれていた小説の主人公・ロザリンドが、最終巻であまりに悲惨な末路を辿ったのだ。「私なら、絶対にロザリンドを幸福にするのに──!」。敵に包囲されたラプターはそう言い遺して自爆するが、次に目醒めた場所はまさに小説「薄幸のロザリンド」の世界だった! ならば為すべきことは唯一つ。ラプターは諜報員の能力と作品についての知識を総動員し、10歳のロザリンドに仕える執事を目指す。“最強の読者”は薄幸令嬢を最悪の結末から救い出すことができるのか──? 運命改変メタ・謀略ファンタジー、堂々登場。
お初にお目にかかります。この度、光栄にも《金賞》を頂戴することになりました、妄執と申します。本作は二次元世界における不幸なヒロインを救いたい、という着想をもとに書き上げた物語となっております。受賞の一報を受けました際は、万感胸に迫る思いでしたが「油断大敵」と浮かれる自分を強く戒めました。そして同時に、これから拙作を読んでくださる方々に「読んでよかった」と思っていただける物語を書けるよう、それがこの作品を評価してくださった皆様への最大の恩返しだと心に刻み、粉骨砕身し、弛まず励んでいく所存です!
あらすじだけでも「面白そう!」と思える牽引力があり、内容も期待を裏切らない面白さでした。転生モノ・歴史改編モノというジャンルの中でも、かなりオリジナリティあるストーリーになっていたと思います。ロザリンドに一途な主人公のラプターもとても良かったです。一読者として楽しませていただきました。
最近よく見る、物語転生・歴史改編系の亜種ではあるのですが、エンジンがかかってきてからは止まりませんでした。とにかく、ロザリンドに一途な主人公ラプターが良い。力技な展開もちらほらあるのですが、「でも愛なら仕方ないかな……」と思わせてくれる問答無用の説得力とパワーがありました。続きが読みたくなるタイプの話です。
素晴らしい爽快感! 主人公のキャラが非常に魅力的なのと、自然と感情移入できるヒロイン達、腹立たしい敵役が次から次へと事件を起こしては、主人公が痛快に解決していくので、人の胸ぐらを掴んで最後まで読ませきるパワーがある。この作品ならではの部分がもっと欲しかったですが、とりあえず、問答無用で面白いことだけは間違いなしです!
エンタメとして押さえるべき所や、どういう所で読者が気持ちよさを感じるか、といった所がしっかり押さえられた作品でした。主人公のヒロインに対する執着が異常なほど深くもあり、けれどそれがキャラクターの個性となって面白く読めるようになっている所が魅力です。
その世界において肉体・精神と共に人体を構成する、四精霊の加護。しかし【地】【水】【火】【風】のうち、【火】の精霊持ちは古くから災いを招くとされ、やがて迫害の対象となっていた。そんな【火】の加護を持ち、ドゥール・ミュール共和国の辺境に生きる一族の仲間を皆殺しにされた少女・名無しは、次期族長になるはずだった青年をはじめとする仲間の仇を討つため、復讐の炎を滾らせる。残された手がかりを元に辿り着いたのは、共和国で開催される国内最大の催し── 通称〈帳〉。その実態は【火】の加護を持つ者同士による、命を懸けた殺し合いの場だった……! 少女の復讐劇と数々の思惑が交わる、絢爛ダークファンタジー!
あまりにも自分の好きなように書いた物語だったので、《金賞》をいただけたことはまさに望外の結果でした。もちろん受賞を目指して投稿したのですが、この物語は流行やウケを差し置き「自分の書きたいものを書く」気持ちが強かったです。投稿後は「まぁいいのさ……自分の書きたいように書けたし」と落選した瞬間の自分を励ます準備ばかりしていました。栄誉ある賞をいただいた以上は自己満足している場合ではないので、お手に取って読んでくださる方々の満足にたり得るものを作り出す所存です。この度は本当にありがとうございました!
少女の復讐劇という、かなり独創性あるお話だと思います。主人公・名無しの凜とした振る舞いや人生観に惹かれるところがあり、独特の世界観、そしてなんといっても復讐劇という非常に希有なストーリーも相まって、非常に「目に付く」テーマの作品になっていました。殺人犯の犯人捜しというサスペンス的な展開も楽しかったです。
独特の世界観と設定は明確な強み。サスペンス調で始まり、差別と偏見が横たわる世界で主人公が戦うストーリーが熱い。かなりトガった作品ですが、それら独創的な要素が巧みに組み合わさっていた印象です。導入と設定のワクワク感は秀逸といってもいいレベルで、いったいここから何が起こるのだろうと思わせてくれるインパクトがありました。
スゲえ、そして、面白かった。これに尽きます。一体、主人公の友を殺したのは誰なのか? 根底に一本の大目的を主軸に据えつつ、次から次へと襲いかかってくる事件・トラブル・強敵・迫力のバトル。そして、主人公以外にも様々なドラマを抱えた魅力溢れる登場人物達。それらが織りなす物語に、ページをめくる手が止まりませんでした。
描写力、キャラクター、ストーリーともに高い水準の作品です。少年漫画的な設定にワクワク感がありますし、虐げられた主人公の復讐劇というストーリーの分かりやすさもあります。ここからさらに壮大な物語が見たくなるような、大きな可能性を秘めている作品です。
「津吉くんのことが好き」「ごめんなさい」。さらさらな黒髪セミロング。白い肌に整った顔立ち。凹凸のある体つきだけど、丸っこい瞳があどけない。さらにはトップの成績で性格も良く、家庭的。平凡以下な男子高校生の僕・
このたびは《銀賞》という名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。明確に表現したいものがない時期が長かったのですが、魅力的なラブコメを読み漁るうちに「ラブコメを書きたい!」と勢いがつき、結果として自分の大好きなジャンルで受賞することができて光栄に思います。これからはひとりの作者としてラブコメのよさを布教できると思うと心が躍ります。いずれは本作でラブコメ界隈に恩返ししたい所存です。重ねてにはなりますが、選考に関わったすべての方に厚くお礼申し上げます。
他のラブコメにない面白さが確実にあるかと! とにかく佐古さんのキャラクターが可愛いのですが、ラブコメの中で、ここまでしっかりヒロイン側の心情を描いた作品は久しぶりな気がします。それが佐古さんのキャラクター性を引き出していて、このご時世にメインヒロイン完全1人を完璧に成立させることができていました。
好きな人のために自身の完璧さを崩していく残念ヒロインは、なかなか斬新です。この物語を端的に言えば「自分に自信のない主人公と空回り系ヒロインが、互いに相手に相応しくなろうと背伸びする紆余曲折の果てに、ありのままの自分で良いことに気付くお話」なのですが、細やかな心情描写を中心にそれがよく描けていると思います。
どんなに努力しようと、“持っている者”と“持っていない者”の差は歴然で、凡人が何百時間かけようが、天才が60秒で手慰みに描いたスケッチにさえ遠く及ばない。哀しいけれど、それが現実だ。北海道の田舎町で画家を目指す高校生・
本作は才能をテーマに書き上げた作品です。何年も一人でキーボードを叩き、数多くの落選を経験した自分も才能の有無について考えては悩んできましたが、全力で書き上げた小説を評価していただけたことは今までの苦悩をすべて吹き飛ばすほど嬉しかったです。書き続けてきて良かったと心から思いました。面白いと思って貰える小説をお届けできるよう、これからも精進して参ります。選考に関わられた多くの方々、チャンスを与えてくださった審査員の先生方、本当にありがとうございました。
面白い。青春ものとしてレベルが高い。文章も、やや画面が黒い感はあるものの、こなれており読ませる力があります。全ての要素で高い水準の作品だと感じました。キャラの鬱屈した感情や葛藤、後悔を描くのが上手い。これは明確な武器かと思います。侑里が最後まで宗佑への恋愛感情を表に出さなかったのも、個人的には評価しています。
凡人と天才。それぞれの葛藤と苦悩が動き出していく様が、心情描写を中心にものすごく綺麗に展開される作品です。絵画・芸術という、ややとっつきにくい題材ではありますが、ストーリーの起承転結がしっかりとしており、非常に高いストーリーテーリング能力が光ります。天才という読者と乖離した存在の感覚を、いかに読者達に共感・理解させるか? それをどうエンタメにするか? それが次なる課題だと思います。
「悪人を本当に裁くのは法ではなく、銃と剣ですから」。秘密結社“ストレイシープ”第四小隊に所属する
とにかく、ヒロインのミステリオーサが面白い。白ゴスロリ・脳筋・僕っ子・サイコパスアイドルで義手という、メインヒロインにしては属性盛り盛りのピーキーなキャラでしたが、だがそれがいい。予知の異能により、将来主人公の景光との結婚が決定しているという設定が秀逸で、お互いまんざらでもなさそうなのがまた良いです。若さと目新しさ、そして何より勢いを感じる作品でしたが、書きたいシーンが先行するあまり、流れに違和感が出てしまっている展開が見られるのが惜しかったです。
魔法には意思がある。喋れもするし、触れもする。彼らと心を通わせ、従わせる者たちこそが魔法使い。そして魔法使い・ルマが契約した魔法は、“炎”であり、同時に綺麗な女の子の形をしていて──。「で、何時になったら働いてくれるんですか!?」「今は充電期間よ、私はもっとビッグなことに力を使うの」。── そしてまったく働いてくれなかった。もうヤダ、僕のことが嫌いなのかな……やる気のない彼女を引っ張り奮闘するルマだったが、伝説の蘇生魔法に関わってしまったことで、2人の関係にも変化が訪れることになる。魔法使いの少年と、少女の形をした魔法。2人の絆が世界をも揺るがす──のか? 「あなたが死んだら、だれが私を養うというの」
魔法の概念がとっても新しく、展開もクライマックスのバトルからエピローグまで魅力的なファンタジーでした! キャラクターも個性的で、オリジナリティあふれる『魔法』たちや、サブキャラも楽しく読むことができました。特にメインヒロインの「揺らめく炎の影」が憎たらしいけど憎めなくて可愛い! 主人公と良いコンビでした。あえて言うならメインヒロインがサボり続けてきたことについて、もう少しだけ納得性を強めて頂けるとなお良いかなと思いますが、続きも読んで見たいと思わせられる、そんな物語だと思います!
【プロフィール】
第18回《佳作》受賞作「黄昏色の詠使い」でデビュー。多くのヒット作を手掛け、現在「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」を大ヒット刊行中。
今回は単に水準が高い作品が多いだけではなく、それぞれの持ち味にさまざまなタイプがあり、審査員のみなさんの中でも、評価が割れることが多かった印象です。ただそれは逆に言えば、作品の個性が多様であり、それぞれその作品を評価してくれる人がいるということでもあるのかなと思っています。《金賞》が2作出ましたが、《銀賞》の「完璧な佐古さんは自ら落ちぶれていくようです」や、入選の2作品に関しても、僕はすごく可能性を感じる作品だったと思います。これらの6作品全部含めて、これから世に出て発表されていくのがすごく楽しみです!
【プロフィール】
第20回《準入選》受賞作「蒼穹のカルマ」でデビュー。第二作「デート・ア・ライブ」はアニメ化、映画化を果たす大ヒットとなり、2022年「デート・ア・ライブⅣ」が放送決定。
《金賞》2作は、どちらも面白かったです。読んで率直に面白いと思ったのは「薄幸のロザリンド」、将来性を感じるのは「帳」だと評価しました。「星を掴んだ凡人の話」は特に評価が割れたのですが、僕が「これは絶対に受賞させるべき」と推していたらこんな名前の賞になってしまいました。きっと数年後、僕の目が正しかったことを証明してくれるでしょう(ハードル上げ)。今回、残念ながら《大賞》は出なかったのですが、個性豊かな面々が揃っていたように思います。例年に比べても、選考委員内で評価が分かれる作品が多かった印象です。これは個人的に歓迎すべき事柄だと思っているので、今後もぜひ、〝変なもの〟を送って来て欲しいです。
【プロフィール】
第26回《大賞》受賞作「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」でデビュー。同作がアニメ化を果たし、現在「古き掟の魔法騎士」も大ヒット同時刊行中。
今回特に思う事は、どの作品もキャラクターの独自性が高く、オリジナリティー溢れる魅力がありました。そのおかげで、それぞれの作品の魅力がまた多様に分かれ、審査員の評価も分かれてしまったという所があったのかなと思います。やっぱり、ライトノベルの顔はキャラクターですね。キャラクターの魅力をちゃんと明確なものにすれば、ものすごく読みごたえのある面白い作品を仕上げることができると思います。なのでこれから投稿する方々は、ぜひ今後も小説の顔であり命であるキャラクターを一生懸命考えて作っていただき、送ってきてもらえればと思っています。
今回の最終選考作品は、例年と比較してもかなりジャンルが分かれまして、ジャンルだけではなくて魅力の部分も、それぞれキャラだったり設定だったり文章の面白さだったりとバラバラで、なかなか選考が難しかったです。案の定、選考委員の方々の評価も割れ、それでも、それぞれ誰かの心に爪痕を残していったという意味で、非常に良い作品が多かったのかなと思います。一方で《大賞》が出なかったということは、それらすべての魅力を兼ね備えて包括するような、そういった〝破壊力〟のある作品は現れなかったということで、そこは次回の選考にまた期待したいと思います。
たくさんのご応募ありがとうございました!
現在は第35回ファンタジア大賞の
応募原稿を絶賛受付中!
編集部一同、皆様の想いが詰まった熱い作品をお待ちしております!!
お待たせしました! 第34回後期ファンタジア大賞入選作、ついに発表です!
応募総数481本の激戦を勝ち抜き、最終選考に駒を進めるのは、それぞれ強烈な武器を持った3作品! 気になる作品を今からぜひチェックしてくださいね!
《とばり》
その世界において肉体・精神と共に人体を構成する、四精霊の加護。しかし【地】【水】【火】【風】のうち、【火】の精霊持ちは古くから災招くとされ、やがて迫害の対象となっていった。そんな【火】の加護を持ち、ドゥール・ミュール共和国の辺境に生きる一族の仲間を皆殺しにされた少女は、次期族長になるはずの青年をはじめとする仲間の仇を討つため復讐の炎を滾らせる。残された手がかりを元に、まるで誘われるかの如く辿り着いたのは、共和国で開催される国内最大の催し——通称<帳>。その実態は【火】の加護を持つ者同士による、命を懸けた殺し合いの場だった……! 少女の復讐劇と数々の思惑が交わる、絢爛ダークファンタジー!
「悪人を本当に裁くのは法ではなく、銃と剣ですから」秘密結社“ストレイシープ”第四小隊に所属する
魔法には意思がある。喋れもするし、触れもする。彼らと心を通わせ、従わせる者たちこそが魔法使い。そして魔法使い・ルマが契約した魔法は、“炎”であり、同時に綺麗な女の子の形をしていて——「で、何時になったら働いてくれるんですか!?」「今は充電期間よ、私はもっとビッグなことに力を使うの」——そしてまったく働いてくれなかった。もうヤダ、僕のことが嫌いなのかな……やる気のない彼女を引っ張り奮闘するルマだったが、伝説の蘇生魔法に関わってしまったことで、2人の関係にも変化が訪れることになる。魔法使いの少年と、少女の形をした魔法。2人の絆が世界をも揺るがす——のか? 「あなたが死んだら、だれが私を養うというの」
今後は、上記の後期入選作に前期入選作を加えた、豪華作家陣による最終選考を経て、第34回ファンタジア大賞の受賞作を決定してまいります!
また、一次選考を通過された皆様には、マイページにて10段階の評価シートを送付いたしました! 評価シートを参考に、ご自身の長所や改善点を把握して、よりレベルアップした作品をつくりあげてください!
第35回前期の募集は8月末締切! 皆様のご応募を心よりお待ちしております!!
お待たせしました!
第34回後期ファンタジア大賞、三次選考が終了しました!
選考委員も頭を悩ませた力作揃いの大激戦……。
四次選考へ進出するのは、以下の9タイトルです!
この中で見事入選を果たす作品は一体……!?
まだまだ目が離せませんよ!
この中から、細音啓、橘公司、羊太郎、ファンタジア文庫編集長による最終選考会に進出する「入選作」が決定します。
発表は、ドラゴンマガジン9月号(7月16日発売)及び当ページにて行います。
第35回前期ファンタジア大賞の応募もお待ちしております!
ファンタジア大賞を引き続きよろしくお願いします。
皆さま、お待たせしました!
第34回後期ファンタジア大賞も中盤戦に突入!
二次選考結果を発表させていただきます!
今回の選考では、いわゆる『王道』と呼ばれるような既定のジャンルに囚われず、
新ジャンルを開拓していくようなオリジナリティに溢れる作品が多い印象で、
選考している私たちも楽しみながら読ませていただいております!
そんな中で、今回二次通過を果たしたのは、下記の41作品です!
三次選考結果は、6月下旬頃の予定です。
引き続き、ファンタジア大賞をよろしくお願いいたします!
お待たせいたしました!
第34回後期ファンタジア大賞の一次選考通過作品をお知らせします!
応募総数481本の中から一次を突破したのは、ご覧の119本です!
こちらの作品は、後期審査終了後に10段階評価表をお送りしますので、
楽しみに待っていてくださいね! ※ゲスト投稿作品を除きます。
二次通過作品の発表は5月下旬予定です。
引き続き、よろしくお願いします!
お待たせしました! 第34回前期ファンタジア大賞入選作、ついに発表です!
応募総数698本の激戦を勝ち抜き、最終選考に駒を進めるのは、それぞれ強烈な武器を持った3作品! 気になる作品を今からぜひチェックしてくださいね!
「津吉くんのことが好き」「ごめんなさい」さらさらな黒髪セミロング。白い肌に整った顔立ち。凹凸のある体つきだけど、丸っこい瞳があどけない。さらにはトップの成績で性格も良く、家庭的。平凡以下な男子高校生の僕・津吉晴に告白してきた佐古町香は完璧すぎる。だから、佐古さんの隣にいるべきなのは残念な僕じゃない。そう伝えて彼女を振った翌日——佐古さんの艶やかな黒髪はばっさりと切り落とされ、おでこが出ていた! その後もスカートを短くし、破壊的なお弁当を作り、雑なノートを見せてきて。「私は津吉くんに振り向いてほしいだけ!」完璧女子の残念攻勢に平凡男子の僕は耐えられるのか!? 等身大高校生二人のせめぎ合いラブコメディ!
どんなに努力しようと、“持っている者”と“持っていない者”の差は歴然で、凡人が何百時間かけようが、天才が60秒で手慰みに描いたスケッチにさえ遠く及ばない。哀しいけれど、それが現実だ。北海道の田舎町で画家を目指す高校生・
「なんだこの……最悪な終わり方は——」某国諜報機関が誇るエージェント・ラプターはその日、生まれて初めて涙を流していた。彼が心から惹かれていた小説の主人公・ロザリンドが、最終巻であまりに悲惨な末路を辿ったのだ。「私なら、絶対にロザリンドを幸福にするのに——!」敵に包囲されたラプターはそう言い遺して自爆するが、次に目醒めた場所はまさに小説「薄幸のロザリンド」の世界だった! ならば為すべきことは唯一つ。ラプターは諜報員の能力と作品についての知識を総動員し、10歳のロザリンドに仕える執事を目指す。〝最強の読者″は薄幸令嬢を最悪の結末から救い出すことができるのか——? 運命改変メタ・謀略ファンタジー、堂々登場。
今後は、上記の前期入選作に現在募集中の後期入選作を加えた、豪華作家陣による最終選考を経て、第34回ファンタジア大賞の受賞作を決定してまいります!
また、一次選考を通過された皆様には、マイページにて10段階の評価シートを送付いたしました! 評価シートを参考に、ご自身の長所や改善点を把握して、よりレベルアップした作品をつくりあげてください!
第34回後期の募集は2月末締切! 皆様のご応募を心よりお待ちしております!!
お待たせしました!
第34回前期ファンタジア大賞、三次選考が終了しました!
選考委員も頭を悩ませた力作揃いの大激戦……。
四次選考へ進出するのは、以下の9タイトルです!
この中で見事入選を果たす作品は一体……!?
まだまだ目が離せませんよ!
この中から、細音啓、橘公司、羊太郎、ファンタジア文庫編集長による最終選考会に進出する「入選作」が決定します。
発表は、ドラゴンマガジン3月号(1月20日発売)及び当ページにて行います。
第34回後期ファンタジア大賞の応募もお待ちしております!
ファンタジア大賞を引き続きよろしくお願いします。
皆さま、お待たせしました!
第34回前期ファンタジア大賞も中盤戦に突入!
二次選考結果を発表させていただきます!
今回の選考では、いわゆる『王道』と呼ばれるような既定のジャンルに囚われず、
新ジャンルを開拓していくようなオリジナリティに溢れる作品が多い印象で、
選考している私たちも楽しみながら読ませていただいております!
そんな中で、今回二次通過を果たしたのは、下記の45作品です!
三次選考結果は、2020年12月20日頃の発表予定です!
引き続き、ファンタジア大賞をよろしくお願いいたします!
お待たせいたしました!
第34回前期ファンタジア大賞の一次選考通過作品をお知らせします!
応募総数698本の中から一次を突破したのは、ご覧の156本です!
こちらの作品は、前期審査終了後に10段階評価表をお送りしますので、
楽しみに待っていてくださいね! ※ゲスト投稿作品を除きます。
二次通過作品の発表は11月下旬予定です。
引き続き、よろしくお願いします!