
選考委員の竹町です。
Web小説が盛り上がり続けている昨今、新人賞の立ち位置も変わってきたな、と思います。
『新人賞で落選した作品が、Webで脚光を浴びる』時代から、
『Webでは輝けなかった名作を、新人賞が掘り当てる』時代へ。
ちなみに、ただの体感で、具体的なデータは皆無です。
あくまで私の心地持ちの話。反証は山ほどあるでしょうけども。
「埋もれるべきではないアナタの才能を、見つけたい!」
とにかく、そんな野望を胸に抱いている選考委員です。
最高の作品に出会えることを、楽しみにしております。
第40回ファンタジア大賞でも選考委員を務めさせていただくことになりました。私が第20回の出身なので、実に倍。この大きな節目に立ち会えるのは非常に光栄です。
さて、物語を想定通りに完結させるというのはなかなか難しいものです。特に商業作品となると、売れれば続きを求められ、売れなければ不本意な形で打ち切られることも少なくありません。もしプロとして身を立てるつもりなら、投稿作というのは、自分の好き勝手に書ける最後の小説になるかもしれません。売れ線なんて気にしなくてもいい。デビューしたら嫌でも意識させられます。今この瞬間、あなたは自由です。何をしたっていい。何を書いたっていい。是非あなたの思い描いた最高の結末を見せてください。
本が売れない時代。ラノベはオワコン。
そう言われて久しくとも、毎年たくさんの作品が発売され、その中から新たなヒット作も生まれています。
「あなた」も可能性を感じたからこそ、必死に作品を書き上げている筈です。
僕自身は公募を経験しておらず、WEB出身ではありますが、その「熱さ」は読者に伝わると断言出来ます。
読み終わるのが惜しくなってしまう、すぐ誰かに話したくなる――そんなとにかく面白い作品を期待しています。
「王道はいつだって色褪せない」
これまでのファンタジア大賞を選考したとき、また改めて受賞作品を読み返したとき、必ずこの言葉が頭をよぎります。
話題の作品や人気のジャンルが移ろいゆくなかで、新人賞だからこそ発掘できる作品を常に意識してまいりました。
ただ同時に、その作品たちはいつも「読者に物語を楽しんでもらい、個性的な登場人物たちを心に残したい」という
キャラクターエンターテインメントの王道を感じさせてくれるものでした。
これまで読んできて楽しいと思った、あなたなりの「王道」。
今度は書き手となって、それをぜひ読ませていただければ幸いです。ご応募お待ちしております。