お待たせしました!
第3回ラノベ文芸賞の最終選考会が開催され、
下記の通り受賞作が決定いたしました。
483本ものご投稿、ありがとうございました!
半田畔
数年来の絶縁状態だった風見夜子に、山野陽太は声をかけられた。
「あなた死ぬわよ」
死の宣告だった。
人の死亡現場に必ず居合わせることから、学校間で“死神”とあだ名される風見夜子。それは彼女が「これから死ぬ人の死体姿が見える」という特殊な力を持っているためだった。その力を駆使して人知れず行なっていた人助けはことごとく失敗に終わっていたのだが、果たしてどんな巡り合わせか、その風見夜子に山野陽太は命の危機を救われる。
「これはもう、ものすごい貸しだと思うの。わたしに協力してくれるでしょう?」
以来、風見夜子の死体見聞──過激すぎる人助けに、山野陽太は巻き込まれていく。
死の運命を回避するため、ちぐはぐコンビが奔走するキャラクターミステリー。
喜多リリコ
予知夢によって国を導く「星読みの力」を持つ代々の女王が諸国を従え栄えてきた黎明国。重臣として国を支えてきた将軍の三姉弟妹の末娘・ルシェは、女王に父を謀反の罪で殺されてから5年、姉・スウェンと引き離されたまま流浪の薬師として隠れ暮らしていた。同じく苦境にある姉を救おうと奔走するルシェの前に、異国の青年・エルダが現れたことから姉妹の運命は変わり始める。
美しいクラスメイト・海原憶絵の紹介でアルバイトを始めた宮城翔太朗。ヒマな古物屋の店番だったはずが、妖怪〝覚〟を母に持つ憶絵が行う思い出読み──品物に残る記憶や思い出を読み取るサービス──に巻き込まれ大わらわ。屋根裏に隠されていた遺品、持ち主が誰ひとり幸せにならなかった玩具、翔太朗の幼い妹が唯一持つぬいぐるみ……。品物の記憶と思い出を読んで、あやかしが人と人をつないでいく。
汐見舜一
天才テニスプレーヤーだった親友・夕を亡くした慎一郎。ある日幽霊となった夕が現れ、自分の代わりにインターハイを目指して欲しいと告げられる。しかし進学した高校のテニス部は廃部寸前の弱小部。慎一郎は夕とダブルスを組んでいた竜輝に声を掛けるが、彼は「テニスはやめたんだ」と慎一郎を拒絶して──。
受賞された皆さま、本当におめでとうございます。
また、惜しくも受賞とはならなかった方も、
第4回富士見ラノベ文芸大賞へのご応募をお待ちしております。
お待たせしました!
最終選考へと進む9タイトルが決定しました!!
お待たせしました!
483本ものご応募をいただいた第3回富士見ラノベ文芸大賞、
編集部直読みで決定した、一次通過作はこちらの42本です!!